こんにちは!tes です。
今回は、久しぶりのシリーズ
『ジブリのジオラマ紙芝居』をテーマに
お話させていただきます。
ジブリのジオラマボード上で繰り広げられる
ジブリキャラクターと妄想のジブリストーリーを
お楽しみくださいませ。
モロの君と黒き獣の物語
ジオラマ紙芝居『モロの君と獣の物語』
第一の街で守り神と崇められる山犬と、
商店街で食の神と崇められる黒き獣。
これは、そんな彼らの素性を目の当たりにした、
一人の旅人の記録である。
シシ神御池と太古の森
~ ジオラマボード・第一の街中心 ~
ジブリ第一の街。太古から続く深き森。
シシ神御池のすぐ後ろにそびえる巨大な岩。
その岩から続く暗いトンネルの先には、
また不思議な世界が存在するという噂が。
森の主であり、岩の主であり、
洞窟の守り神と恐れられている山犬。
その名を『モロ』。
そんな人間から恐れられているモロにも、
言葉が通じつとも心を通わせられるという
親友の存在があった。
モロの君と黒き獣の存在
その親友は時に生き物を食らい、
食らった生き物の声を借りる。
モロ同様、人々からは恐れられている存在だが、
その親友は謎の力で手から金を出現させ、
不思議な商店街でたらふく食事をするため、
飲食店からはVIPと崇められていたそうな。
そんなモロと親友の存在により、
ジブリの街の治安と経済は安定を保つという。
ある時、森に迷い込んだ一人の旅人が、
モロと親友の不思議な会話を耳にした。
モロ:「言葉までなくしたか」
〇〇:「ア… ア…」
旅人:「(モロ?!その前にいるのは…もしや。)」
モロと親友の声色は、
妙に陽気で明るいものだったと旅人は言う。
山犬の姫と山犬の母
~ ジオラマボード・第二の街西 ~
時同じくして、ジブリ第二の街。
広き草原にもののけの姫あり。
この街で人々(特に子供達)から愛される存在である
山犬の姫こと、もののけの姫。
彼女の名は『サン』。
いつも明るい笑顔で人々に接し、
兄弟と呼ぶ山犬を連れてこの街を守っている。
そんなサンの育ての親は、人間ではない。
そう、第一の街では人々から恐れられている山犬
『モロの君』である。
サンはよく、人々にこう語りかける。
「母さんは優しい人だ。」
その言葉に嘘偽りは一切感じられず、
人々は動揺を隠せずも、そっと微笑み返すという。
黒き獣の正体
森に迷い込んだ旅人は、
第二の街でサンと会った内の一人だった。
「母さんは優しい人だ」というサンの言葉が、
不思議と旅人の頭の中でキレイに消化された。
モロ:「言葉までなくしたか」
〇〇:「ア… ア…」
モロと会話をしていたのは、
不思議な商店街がVIPと崇められる食の神。
名を『カオナシ』という。
食の神と崇められるカオナシだが、
その姿を商店街以外で見かけたものはいない。
生息地など、何か尋ねようものなら、
一たまりもなく食われてしまうため、
カオナシと繋がりを持つ者はいなかった。
旅人:「そんなカオナシが、モロと一緒に?」
人間の言葉を発するモロに対し、
カオナシが発するのは「ア… ア…」という言葉だけ。
街の人々が知る唯一確かなこと。
カオナシは、色んなものを無くしてきたということ。
言葉まで失くした、というモロの言葉を聞き、
旅人:「(以前は言葉を発せたのか?)」
旅人の中での興味や関心が高まり、
思わず尋ねたくなるほど身を乗り出したが、
その場に留まったという。
言葉を発せないカオナシを想いつつも、
二人の会話は不思議と楽しそうなものだった。
人間には理解できない方法で会話を図り、
意思疎通を図り、同じ時を楽しんでいたのだ。
驚愕な事実を知った旅人だったが、
その後、この話は誰にも明かしていない。
というよりも、明かす必要がないと感じたのだ。
裏では人々の生活を支える神同士が、
表では人々から恐れられている神同士が、
腰を下ろし、憩いを楽しむ唯一の場所に、
人間が戯れてしまっては台無しだ。
そう感じた旅人はそっと森を後にした。
旅人:『(神たちよ。いつもありがとう。)』
今回の素材紹介
今回のモロが登場するみにちゅあーとキットと、
カオナシが登場するみにちゅあーとキットは、
以下のショップで詳細が確認できます。
引用元:みにちゅあーとショップ【株式会社さんけい】
引用元:みにちゅあーとショップ【株式会社さんけい】
ご覧いただくとお分かりの通り、
モロが登場する作品にはアシタカが、
カオナシが登場する作品には湯婆婆が付属します。
作品自体の完成形はもっとジブリに忠実な形で
再現されるペーパークラフト作品なので、
普通に楽しまれたい方は説明書通りに作りましょ!
まとめ
素人紙芝居、いかがだったでしょうか。
ストーリー自体は、他の紙芝居を含め、
全体の構成をイメージして統一したものではないので、
内容に不一致があってもお許しください。笑
紙芝居は内容を閃いたタイミングで更新するので、
次回の紙芝居はまたいつか!
ではでは!
tes